たまには息抜き。

ナツの休憩所。

実際に今までしてきたお仕事や体験談、その他色々書き連ねていきます。

街の電気屋さん。はこんなお仕事。

今回は『街の電気屋さん』のお話。

 

この職へ着いたのは29歳だったかな?

 

前職をとある理由から辞める事を決意し、就職先を探している時でした。

 

これから先は手に職つけた方がいいかな。

少子高齢化が進む中で将来的に、他の人達と同じではいかん。

自分にしか出来ない事を身につけなければ。

 

と考えた時に電気だ。って思いました。

 

オール電化も進んでるし、電気は必ずなくならない。

需要はあるはず。電気関係をいぢくり倒せる程の力量を得れば将来安泰かも。

 

って少し安易な考えで行動していきました。

もともと機械いじりは好きな方だし。

 

私がいた共同組合には電気屋さんもいました。

 

そこの社長とは個人的な付き合い(ゴルフと麻雀)もあって、それとなくお話をしてみたら即OKとの事。

但し、次期社長になられる息子さんがおられて、息子さんの承諾を得られれば、との事です。

 

後日お話する機会を設けて頂いて、自分の考えを伝えました。

 

結果からいうと採用だったんですけど・・・

 

後述しますけど想像してた仕事内容と違いすぎてました。

 

 

 

街の電気屋さん ①

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私が勤めた先の従業員構成などは以下の通り。

 

社長、女性事務員1人、男性従業員2人(内1人は社長の息子さん)、経理として社長婦人の計5人構成です。街の電気屋さんは市内に何店舗かあり、全てパナソニック系列、店舗のほとんどが家族運営です。私が勤めたところは従業員を雇っている時点で他の店舗とは少し違っていました。

仕事内容は多岐に渡り、以前勤めていた協同組合へも家電や乾電池を店頭に陳列してあります。

家電の販売、それに伴う工事。

販売といってもテレビや掃除機、テレビなんかだと初期設定も、エアコンなんかだと設置工事も。家の新築や改築に伴う電気工事なんかもやります。

店舗によって得意不得意が分かれそうですけど・・・

 

屋根裏に潜る事もあり、真夏なんかだともう汗だく。

シャツは雑巾みたいに絞ったらダラダラ汗がこぼれおちる位の暑さ。

1日で3kg位痩せれます 笑

 

それでも工事自体は嫌いじゃなかったです。

ただ電気は怖いものでいつもいつも通電してない線をいじくったりって訳じゃなく、時には活線(電気が通った状態の線)もいじくらなくてはいけない時もありました。

手順を間違えれば電気ショックをくらってしまう・・・

私は幸いにも1回もなかったけれど。

 

又時には2階の屋根までエアコンの室外機を運ぶ作業もしました。

2段梯子を使って。上からロープで引っ張りながら、下からそれを担ぎながら梯子を上っていく。高い所苦手な私は恐怖でしかなかった 涙

 

エコキュートも何台か設置させてもらいました。

 

施設に20台位のエアコンを真冬に設置した事もありました。

流石に手がかぢかみました 汗

 

 

 

街の電気屋さん ②

街の電気屋さんの1日を・・・ と思いますが私が勤めたところはほぼ自由です。

そのかわり月の売上げは確保しておかないと色々言われます。

 

「あんたもっと頑張らんと給料出んよ。」

 

とか、

 

「あんたが使ってる営業用の軽トラック、ガソリン代が月にこれ位で、あんたに払ってる給料でしょ。うちの粗利が大体これくらいだけん月にこれ位は稼がんといけんわね。」

 

みたいな。

これ毎日みたいに言われるとしんどいです・・・

 

んで私の1日の仕事の流れです。

 

 

① 納品(店舗へ)があれば納品、陳列、在庫みて足らないものがないかチェック。

 

② 先輩のお仕事の手伝い。

  なければひたすら営業。

 

以上。

 

自由だ。

 

しかし売上げは確保せんといけん。それは分かっている。

だが売れぬ。売れない現実がある・・・

 

 

 

街の電気屋さん ③

ある先輩はたぶん店舗で一番の売上げをあげている。

工事の腕も、早いし丁寧だし判断早いし。

凄いと思う。

顧客のほとんどは地元の方や友人であると思う。

あるいは知り合いの紹介で仕事を請け負っておられると聞いた事もある。

 

社長の息子さんも。

JCという次期社長になられるであろう人達の集まりがある。

社長の息子という事でお金持ち・・・ という事が全員に当てはまるかは分からないけど、きっと私より持ってる 笑

 

一度ある会社の社長の息子さん宅へ行った事があるけど家でかい。

 

その時もテレビの納品をしたのだけれど50型位の大きいテレビ。

当然洗濯機もドラム式。蓋が斜め上についてるやつね。

高いので20万円位する。

因みに我が家の洗濯機は人数も多いのもあって、7kgの昔からあるようなやつ。

5万円位だったかな?

 

冷蔵庫もなんだか高級チックでえらいでかかった。

 

 

そんな人達の集まりに参加している訳です。

 

なので売上げも当然あげておられる。

 

1回、新しく建つ施設の部屋のエアコンをつけに行った事がある。

デイサービス関係だったと思う。

エアコンを20機位つけた。

 

すごい。

 

私にはそんなつてもないし、友達にお願いしようにもお願いしにくい、という気持ちもある。なんだか押し売りみたいに感じて・・・ まぁきっと向いてなかったんだと思います。正直テレビや冷蔵庫、エアコンにしてもだけど量販店の値段と比べるとかなり高い。友達といっても私と同じ歳の子がほとんどだから、ほぼ量販店で買っちゃうね。テレビのセットアップとかも当然自分で出来るし。わざわざ私が行ってやるほどのもんでもない。

家電って元々そんなに安いもんでもない。

量販店と比べられてしまうと値段では太刀打ち出来ない。

 

甘かった。

私が甘かったのです。

 

工事だけではない。

自分の仕事は自分でとってくる、工事はその付帯でついてくるようなもんです。

 

 

 

街の電気屋さん まとめ

すごくネガティブな事ばかりかいてきましたがそれは自分の場合で、これを受け入れれる方もいるでしょう。

 

これは私の反省。

 

もう少し詳細を聞いてから決断した方が良かったです。

 

仕事はもうそこにあって、それをこなしていく日々だと思ってました。

 

しかし元々仕事はそこになく、仕事からとってくる、完全に営業でした。

工事が発生するとしたら、営業して売れた商品についてくる、付帯工事のみ。

 

それでも1年はやってみようと思い続けていました。

 

その間にも私から商品を買ってくれる友達がいた事にはほんとに感謝です。

中にははっきり

 

「○○○ボルトの方が安いしなー」って。

 

そうだね。私もそう思うもん。

 

しかし引越しするという友達がテレビ、冷蔵庫、洗濯機、レンジ等、まとめて買ってくれた時はほんとに嬉しかった。その時の事は今でも忘れません。

 

 

結局1年で辞めてしまいました。

 

私にも、会社にとってもいい事はないでしょうし。

 

それから又職探しになるのですが・・・

 

 

街の電気屋さんのお話でした。