たまには息抜き。

ナツの休憩所。

実際に今までしてきたお仕事や体験談、その他色々書き連ねていきます。

製造業2019年4月。

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製造業。

 

私は印刷、抜き、貼り、セットアップを一貫して行う事が出来る会社に勤めております。

 

さて、印刷業というとどんなイメージをお持ちでしょうか。

 

一般的に3K(きつい、汚い、危険)といったところでしょうか。

 

 

 

うん、全くその通り。

 

私は印刷する前段階の「製版」というところと、今は「貼り」工程に異動になり仕事に従事しています。

製版にいる時は主にデスクワーク。

そのかわり専門的な知識を必要とする部署です。

特に次工程にあたる印刷の知識は重要で、印刷部の人に話を聞いたり、自分で勉強したりしていました。製版での仕上がり次第で印刷部の仕事の出来に影響するといっても過言ではないでしょう。体力的にはきつくはないです。

 

 

現在は貼り工程。サックといいます。

ここは製版と違い体力使います。

そしてやはり専門的な知識と技術が必要になってきます。

 

抜き工程で箱になる形に抜かれた紙を機械を通して箱にしていくのです。

 

これ、難しいです 涙

 

ちょうど異動して1年が経ちます。

 

1年前と比べると腕は上がっているハズ・・・

でもまだまだです。

 

何が難しいかって、紙の種類の多さもありますがそれぞれに紙厚(紙の厚さ。そのまんま。)もあり、それぞれが違ってくると機械を通る紙の動きもかわってくる・・・

その調整が難しい。

もちろん形によってもやりやすい形とやりにくいのがある。

 

正直うまくいかんとイライラする。

仕事量が多い時なんかは特に。

ただでさえ定時に帰れる時は少ないのに・・・

 

調整する時も大体走りながらの調整。

調整時間とか言われるからね。早くしろって。遅くなったら何故遅くなったか、って言われるし。難しい仕事が多かったり点数多かって疲れてくるとどうしても遅くなっちゃうし。調整時間に人の体力とか気力も数値で表せたらいいのに。

 

きついぜー

 

 

 

最近の製造業。

うちの会社は大体3月~5月、そして年末にかけて繁忙期となる。

 

現在繁忙期まっただ中。

 

仕事量が多くなるのはもちろん。

それだけでもきつい。

 

だが今回はそれだけではない。

 

何でこうなったのか・・・

 

去年もあったお仕事で、そのお仕事は色々ごたごたあった・・・

 

「きっと赤字だよね。」

 

ってみんな囁いていた。

私もそう思っていた・・・

 

今年はもうこないであろうお仕事がまさかまたきたのです。

 

なんで? って思った。

 

印刷する時に、調整する時に使う紙、調整紙、っていわれる予備紙が必ずついている。

今回も同じお客さんだがこれが中々品質に厳しいお客さんらしく、シビアなお仕事になっている。なので調整する時もいつも以上に慎重になるのです。

って訳で印刷部からは、もう100枚予備紙が欲しい。と打診があったそう。

 

営業からの答えは、

 

「そうすると合いません(お値段が)。」

 

との事。

 

え。

 

・・・ 一体いくらの利益があるというんだ・・・

 

普段でも、例え少ない時は200枚前後。

これは印刷や抜き貼りも大体問題なくこなせるであろう調整紙の数。

 

難しいクリアの製品になると1000枚前後になる事も。

なので100枚増やすだけで利益がなくなるとしたらとっても細い利益。

しかも数も多い。数が多いという事は必然的にロス紙も多くなる。

 

何故だ・・・

 

利益が出ない仕事などただ疲れるだけではないか。

 

対外的には売上は上がる事になるからそこはいいかもしれないがこの仕事だけみたら全く利益がない。会社の足を引っ張るだけではないんじゃないだろうか。

 

しかも前回はあてにしていた内職さんがつかまらなかったのかどうかは知らないけど残業で社員が内職作業をする始末。その時も調整紙が足りず結局印刷のやり直し。社員が残業したら高い高い人件費が発生してしまう。何やってるのか分からない。

てかただ疲れるだけだ・・・

何もうまれてこない作業。残業代はつくけど。

 

と前回の事を思いだすだけでもう嫌気がさしてくるのです。

 

今回も作業的には同じ内容。

 

きっと前回の反省もふまえて、せめて内職さんは確保してからの受注だろうな、と思っていました。でも予備紙100枚増やすだけで利益があわないとは・・・ 何考えてんだ。

 

 

印刷。

 

横目でチラリチラリ。

スムーズに流れている・・・ 流石印刷さん。うちの印刷さんの腕は良い(上から目線。)流石だ・・・

 

 

抜き。

 

部屋が離れているから分からん。

けど何だか良さそう。

自分とこの機械では流せないから中型の機械についている機長さんが抜き具合を確認しておられた。

・・・ 良さそう。

 

 

貼り。

 

自分の機械の真横なのでチラリチラリ。

んー

 

苦戦しておられる。

やった事ないけど難しそう。

ダンボールだからダンボール目が、折るところに走ってると目の位置によっては変なところで折れてしまう。難しいヨー 多少のズレは許して欲しい。って思った。

だってダンボールだもんね。難しいよね。

 

とか思いながら横目で見ていると、流れ出した。

最初は調整しながら流しておられたけど次第に安定し、スピードも出てきた。

 

すごい。流石だ・・・

私もあれくらい腕をあげたいものだ。

 

数が多いので約3日で流し終わられた。

 

調整紙も心配されたけどきらす事なく終了。

 

あとは内職さんで両面テープを貼って納品すれば終わりです。

 

 

・・・

 

 

が。

 

 

内職さんが確保出来てないとの事。これから探さないといけないらしい。

1つ当てにしていたのは日にちが合わず、もう少ししてからじゃないと受けれないらしい。

 

何故だ・・・

 

何故こんな事に。

 

普通ケツが決まってからじゃないと受注しないんじゃないかな。

納期が合わないと難しいんじゃないかな。

行きあたりばったりじゃこっちにしわ寄せがきちゃうわ。

 

しかもただでさえきっと利益は細いだろうと言われている・・・

 

怒りしか沸いてこん。

 

 

ひどい時は自分とこの仕事を残業で終わらせて、そこから両面テープ貼り。

毎日9時10時とか、12時とか。

それが2週間位続く。

サックは人手不足なもんで大体毎日シャトルランや踏み台昇降運動してる感じ。

からの両面テープ貼りはきついぜー

 

 

ほんと3K(きつい、汚い、危険)だよね。